「白昼雨」

降り出した雨に
気付かない僕らを
道行く人が笑った
傘差して
指差して

その声すら
雨の音に消されて
聴えていないのに

昨日まで憶えていたこと
思い出せずに

思い出したくもないこと
ふと蘇るのは
きっとあの日の

あれは本物じゃないとか
これは偽物の愛とか
小さい

夢と呼ぶに相応しいとか
心満たすには程遠いとか
うるさい

雨は何も洗わない
雨は何も流さない

僕らに傘は必要ない

だって僕らは
降り出した雨に

もう気付けない




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