今日からキミと
重要なお知らせ
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詳しくはお知らせ(9/4掲載)を御覧ください。


    目をそらさずに[23/23]



 


「朱美ちゃん、柊也のこと諦めないでね」

「え…」



勇さんは眉を下げて笑う。



「あいつ、何でも人並み以上にこなせるようで、実はちょっと不器用なとこあるからさ」

「ぶき、よう…?」

「うん。柊也は柊也なりに、何か理由があるんだと思うから…」

「…はい」



わかってる。柊がこうすることに理由があるのはわかってるつもり。



でも…だからこそ、その理由をちゃんとこっちを見て言ってほしい。





「わたし、絶対諦めません。うざいって言われても、無視されても、どこまでも付きまとってやります!」

「ははっ…うん、頑張って」

「あ…でもストーカーって言われたら終わりですけど」

「いやいや。それは大丈夫だよ。だってあいつ、朱美ちゃんのこと…「勇!」



菜々さんの声が勇さんの言葉を遮る。





「話はその辺にして。帰るよ」

「え、なんで…」

「いいから!じゃ、またね朱美ちゃん!」

「へ?あ、はい!」

「えっ、ちょっと菜々先輩待って!あ、またね!」



わたしに手を振り、すたすたと先を行く菜々さんを勇さんは急いで追いかける。





「歩くの速いっすよ!菜々先輩のことも送るって言ったじゃないですか!」

「いいって言ってんでしょ。あんたに送ってもらったりなんかしたら、わたしも終わりだもん」

「ひどい!」

「だいたいねえ……」



2人の声がだんだん聞こえなくなる。





──ありがとう、勇さん。



わたしは絶対、柊から目を逸らさない。



 



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