今日からキミと


     優しい言葉で[2/30]



 













「あっちー!」

「…そうだね」

「ったく…校長の話いちいち長いんだよ。おんなじことばっか何回も繰り返しやがって」

「…そうだね」

「あのまま体育館にいたら蒸されて死んでたよ!」

「…そうだね」

「………」





何を言っても「そうだね」としか返さないわたしを、一輝は眉を寄せて怪訝な顔で見る。

そしてその顔のまま梨恵の方を向いた。





「なあ…妹尾の奴どうしたの?最近おかしくねえ?」



そう尋ねる一輝に、梨恵はため息をついて。





「…あんたには当分わかりっこないことですよ、少年」

「は?」

「そうそう。お前にはまだ早い話だ」

「は?……って、田仲も何も知らないくせに何一緒になってそんなこと言ってんだよ!」


 



- 181 -



/455 n


⇒しおり挿入



⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ook


▽top