今日からキミと


負けられないテスト週間[2/20]



 





──柊が家庭教師として勉強を教えてくれるようになって、数週間。








「あっけみー!」

「梨恵」



授業が終わって早々、梨恵がわたしの席へやって来る。



「ね、今の小テスト何点だった?」

「…何点だったと思う?」



予想を聞いてみると、梨恵は「うーん」と少しだけ唸って。しばらくしてパッと顔を上げた。



「20点!」



笑顔で、しかも自信満々に答えた梨恵の二の腕あたりを、わたしはべしっと叩いた。



「ひどい!あんたそんなにわたしが勉強できないと思ってんの?」

「えー…だっていつもはそれくらいじゃーん」

「なっ…そんなことないよ!」



ちなみに、この小テストは百点満点。
まあ確かに、いつものわたしなら小テストでも半分かそれ以下くらいしか取れないのだけれど。





「…見て、これ」

「んー…?きゅうじゅう……っ!?92!?」

「え…ちょっと驚きすぎなんですけど」



梨恵はテストを顔の真ん前に持っていき、心底驚いた様子で眺めている。



「昨日柊にテスト範囲をみっちり教えてもらったんだ」

「えっ?何それずるい!」

「当たり前でしょー?あの人、仮にも家庭教師だよ?」

「いいなあ…あたしも若い男の家庭教師に教えてもらいたーい」



いいな、いいなとうなだれる梨恵。


 



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