今日からキミと


      すごい人?[2/16]



 









「……で?結局流されちゃったんだ」

「うん……」





翌日の昼休み。
昨日のことを聞かせろと朝からうるさかった梨恵に、とりあえず一通り話し終わって。


「だってさあ…あいつ無駄に勉強教えるの上手いんだもん」



結局あのあと数時間勉強を見てもらって。
実際、昨日だけで今までわからなかったところがすんなり解けるようになったりしたし…少なくともわたしは、あいつは人に教えるのが上手いと思う。



「…でも朱美、あんた仮にも襲われかけた身でしょ?そのあと普通に勉強教えてもらうって……それってどうなの」


普通こわくて勉強どころじゃないでしょ、と梨恵はため息混じりに言った。



「はは…まあその辺を上手く流されたというか……」

「………なんかその人が朱美を押し倒したくなったの、わかる気がする」

「…は?」


梨恵は手に持ったジュースを一口飲むと、再び深いため息をつく。



「あんたみたいな、無駄に強がりなくせに隙だらけで、鈍感な女。そりゃあわからせてあげたくもなるよねー」

「ちょっと、意味わかんないんだけど…」

「あー、いいの。あたしの独り言だと思って」





…独り言にしては随分と大きめな声だったと思うけど。
しかしイマイチ梨恵が何を言ってるのかわからなかったので、それ以上は追究しないことにした。


 



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