今日からキミと


この家庭教師、危険です[2/7]



 










「あらー!あなたが柊也くん?どうも、朱美の母ですー」

「榛名柊也です。至らない点もあるかと思いますが、よろしくお願いします」

「いえいえ。うちの子も迷惑かけるかもしれないけど、よろしく頼むわね」

「はい」


妙にハイテンションのお母さんに、微笑む榛名柊也。2人の玄関でのやりとりに、わたしは思わず顔を引きつらせた。


「それにしても、よかったわね朱美!柊也くんイケメンで!」

「え、あ、うん…そうだね」

「ははっ、口が上手いなあお母さんは」





そんなくだらない会話を終えて、わたしたちは二階にあるわたしの部屋に向かった。


「これ、2人で食べてね」


部屋の前に着き、わたしはお母さんに手渡されたお菓子と飲み物を受け取る。


「じゃあ、ビシバシやってあげてちょうだいね」


笑顔でそう言い残し、お母さんは下の階へ降りて行った。

またお母さんはそうやって余計なことを言って……
そう思い深いため息をつくと、突然「なあ、」と声をかけられて。思わずビクリと反応してしまった。


「…な、なんですか…?」

「いや、部屋入らないのかなーと思って」

「へっ、あ、ああ…」


頷きつつ手をドアに掛けて止まる。やっぱりいくら助けてくれた…いわば恩人とも言える人だとしても、さすがに若い男の人を自室に入れるのには抵抗がある。


 



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