今日からキミと
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詳しくはお知らせ(9/4掲載)を御覧ください。


  やって来た家庭教師[6/7]



 


「はっ…あっけないねえ、今時の若者は」


うしろから聞こえた声に、わたしはハッと我に帰る。振り向くと助けてくれたその男の人はもうこの場を去ろうとしていた。


「あっ…あの!」


その後ろ姿に向かって大きく呼びかけると、彼はぴたりと足を止めて。


「ありがとうございました…助けて、くれて…!」

「…別にお前のためじゃないし助けたつもりもないけど……まあ、どういたしまして」


そう言って、彼は再び歩き出した。

背中を向けていたからよくはわからないけど…あの人、今微笑んでた……?
今言ったことは素っ気ないけど、助けてくれたし、やっぱり優しい人なんだろうか。


「……世の中ああいう人ばっかりならいいのに」


ああいう人なら、たとえ男の家庭教師だろうと受け入れられる気がする。

ため息をついて呟き、わたしは本屋へ入った。














「…やばいッ…遅くなった…!」


すぐ帰るつもりが、色々あって結局もう辺りは薄暗い。
わたしはバス停から全速力で家に向かって走っていた。





「…ッはぁ……あれ…っ?」


家の近くに来て、ふと足を止める。家の前に誰かが腕を組んで立っていた。
薄暗いからなんとなくはっきりしないけど、あのシルエット、どこかで見たような…見てないような……

ゆっくり歩いて近づいていくと、その人の顔がはっきりと見えてきた。


 



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