今日からキミと


  やって来た家庭教師[2/7]



 









「え…お母さん、今何て…?」


わたしの聞き間違いであればいい。そうであってほしい。だけど、お母さんは笑顔でもう一度その言葉を繰り返した。


「だから、今日から家庭教師に来てもらうことになったから。寄り道せずに帰って来なさいね」


さっきニュースでやってた占いでは1位だったのに…今日は運がいいはずなのに…その言葉が今度こそ聞き間違いではないと悟り、わたしは卒倒しそうになった。


「ちょっと…なんでいきなり家庭教師!?大体、わたしまだそんなに成績悪くない……と思う、けど…」


言ってる途中で自信がなくなってきて、だんだんと声が小さくなる。


「でも朱美(アケミ)…あんた高2になって成績下がり気味でしょ?親としては心配なのよ」

「う……」


確かに、はっきり成績が悪くないと言えるほど学力はないことは自分でもわかってる。
わかってるけど、家庭教師をつけるほど?しかも今日って、いきなりすぎない?





「ま、そういうわけだから。ちゃんと帰ってくるのよ?」

「はーい…」


結局何も納得できぬまま、わたしは学校へ向かった。


 



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